主要キャラクターの詳細
主人公モアナは、前作から3年の月日を経て、より一層頼もしいリーダーへと成長を遂げています。
1000年に一人の”導く者”として選ばれた彼女は、さらに深い使命感を持つようになりました。
そして、あの魅力的な半神マウイも、モアナとの再会を果たします。
前作で見せた強さと愉快さはそのままに、より一層心の深みが増したキャラクターとして描かれています。
モアナの両親であるトゥイとシナは、今や娘の成長を温かく見守る存在となっています。
モアナの相棒として、おバカだけど愛らしいニワトリのヘイヘイも健在です。
オリジナルの新キャラクター
本作最大の新キャラクターの一人が、モアナの妹シメアです。
好奇心旺盛で活発な性格のシメアは、姉モアナへの憧れと独自の個性を持ち合わせています。
新たな航海クルーのメンバーも魅力的です。
頭脳派だが風変わりなロトは、独特の発想で航海に貢献します。
気難しい農夫のケレは、年長者として独特の味わいを物語に加えています。
マウイの熱烈なファンであるモニは、その想いの強さゆえに思いがけない展開を引き起こすことも。
そして、新たな脅威として登場する嵐の神ナロは、前作とはまた異なる強大な敵として立ちはだかります。
物語の舞台設定について
舞台となるのは、広大なオセアニアの海域です。
前作の舞台となったモトゥヌイ島を起点に、さらに遠く危険な海域へと冒険が広がっていきます。
特に重要な場所が、伝説の地モトゥフェトゥ島です。
この島は、かつてすべての海の民をつないでいた神聖な場所でした。
しかし、人間への嫉妬から嵐の神ナロによって海中に沈められてしまいます。
美しい南国の風景は前作同様、最新のCGアニメーション技術によって息をのむような美しさで描かれています。
特に海のシーンは、より一層進化した表現技術により、まるで実際にそこにいるかのような臨場感を醸し出しています。
壮大な自然描写と共に、ポリネシアの伝統や文化も丁寧に描かれ、見る者を魅了します。
新たに登場する場所には、それぞれに込められた意味や伝説があり、物語の深みを増しています。
この広大な舞台設定は、単なる背景としてだけでなく、物語を動かす重要な要素として機能しているのです。